「仕事が忙しくていつも疲れている」
「睡眠時間はしっかりとれているはずなのに、いつも眠い」
上記のようなお悩みはありませんか?睡眠時間は足りているはずなのに眠い方は、疲れがたまっている証拠です。また、疲労がたまってくるとお肌はくすんできます。
この記事では、いつまでも美しいお肌を保つために、美容意識の高い芸能人から「すごい効果がある!」と人気の高い「にんにく注射」について現役看護師が詳しく解説します。
にんにく注射とは
にんにく注射、といってもにんにくが入っているわけではありません。にんにくに含まれるビタミンB1を多く含むためそう呼ばれています。にんにくと同じビタミン群を直接血流に乗せることで、疲労回復や美肌への即効性を期待できます。
にんにく注射の成分の特徴
にんにくを食べると元気になるのは、にんにくに含まれている主な成分であるビタミンB1のためです。にんにく注射はビタミンB1を主成分として、疲労回復や美肌に効果のあるさまざまな種類の成分が含まれています。
ビタミンB1
ビタミンB1は糖分をエネルギーに変換する役割をもっています。ビタミンB1が不足するとエネルギーを効率よく作り出せないため慢性的なだるさや疲労感が出現します。
ビタミンB2
ビタミンB1が糖代謝を担うのに対し、ビタミンB2は脂質の代謝を担っています。肌や爪など細胞や組織の再生を促す成分です。
ビタミンB6
ビタミンB6はタンパク質の代謝を助ける役割を持っています。肝臓保護の役割も担い、ホルモンバランスを整えるためにも役立っています。
ビタミンB12
ビタミンB12は、傷ついた神経細胞の回復や、各代謝をサポートする役割を担っています。貧血予防にも重要な成分です。
ビタミンC
ビタミンCは、皮膚の成分となるコラーゲンの生成を担っています。他にも有害物質を除去する抗酸化作用や、免疫力向上にも役立っています。
とくにビタミンB1は疲労のもとになる乳糖を分解してエネルギーに変える役割を果たすため、疲労回復に大きな役割を持っています。ビタミンB2が不足すると、肌荒れや口内炎の原因になります
にんにく注射と点滴の違い
注射と点滴の大きな違いは所要時間とビタミンの配合量です。所要時間は、注射の場合5分ほどで終了しますが、点滴を一本打ち終わるまでには30分ほどかかります。
また、ビタミン注射や点滴の副作用として血管痛が挙げられるほど、血管に負担がかかる方もいることから、高濃度のビタミンを体内に取り込む場合には注射では難しい場合がほとんどです。
二日酔いの解消など、水分を補給する目的もあるときには注射ではなく点滴をオススメしています。
にんにく注射の効果
にんにく注射には下記のようにさまざまな効果があります。
にんにく注射はビタミンB群が主に配合されているため、疲労回復効果が高いとされています。代謝向上にもつながることから、ダイエット効果を求めて注射を希望される人もいます。
疲労回復と血行の改善
にんにく注射に多く含まれるビタミンB1は疲労を回復させ、血行を改善します。新陳代謝のサイクルを整えてくれるので、荒れたお肌のケアに効果的です。
またビタミンB2やB6はお肌のバリア機能を回復させて、ニキビや吹き出物を改善します。メラニンの生成も抑制するため、シミやソバカスなどが新たに作られることを防ぎます。
ダイエット効果
ダイエットにも、にんにく注射は効果的です。注射に含まれるB群は糖質を分解し、早くエネルギーに変える代謝ビタミンと呼ばれるものです。基礎代謝を上げることができるため、ダイエットの効果を実感しやすくなります。
ビタミンB12の働きによって血流とリンパの流れを促すため、お肌のくすみ改善効果が期待できます。
にんにく注射の効果を実感できるまで
即効性があることから、疲れて肌の調子が悪いなと感じたら注射するという人もいます。間隔も決まっていないため、疲れがたまって辛い時には、毎日の注射も可能です。
お肌の調子を整えるためににんにく注射をする場合、週に1〜2回のペースで実施することで、一か月後には効果が実感できるようになるでしょう。効き目は人によりますが、効果期間はおおよそ3日といわれています。
にんにく注射をオススメする人
にんにく注射は次のような人にオススメです。
にんにく注射は、とくに疲れやむくみの改善などに即効性があります。
にんにく注射のデメリット
にんにく注射はビタミン群で構成されたものであるため、デメリットや危険性は少ないでしょう。ビタミンは体内でどんどん代謝されて排出されます。体の中に蓄積されることもないので補充し続ける必要があるのです。
まれにアレルギー反応が出現する人や、注射で迷走反応を起こし貧血症状が出現する人がおられます。にんにく注射は医療行為であり、医師がついているため、なんらかの予想できないトラブルが起こった時でもすぐに対処いたします。
針を刺すときに痛みがある
注射の時に針を刺すため、痛みを感じることがあります。極端に痛みに弱い人は医師にご相談ください。
点滴の際にも、注射針を刺した時にやや痛みがあります。また薬液を注入していくときにも少し痛みを感じる人がおられます。そのような場合には、点滴や注射の注入速度を落とすことにより痛みが和らぐことがありますので、ご遠慮なくスタッフにお声がけください。
副作用がある
にんにく注射は水溶性ビタミンですから、体の中で代謝され不要な分は排出されます。通常大きな副作用はないですが、ごく稀になんらかのアレルギーを起こす人がおられます。その場合はすぐに中止し、抗アレルギー薬を投与しますのでご安心ください。
ビタミンCの摂取によって胃の不快感や吐き気が出現する人もおられます。いずれにしても、注射を受けた後に何らかの異常を感じたときにはすぐに中止してください。
にんにく注射をオススメしない人
次のような人はにんにく注射の実施をお断りする場合がありますのでご注意ください。
にんにく注射のQ&A
にんにく注射について、よくある質問をまとめました。
にんにく注射の料金相場はいくら?
保険適用ではないため、クリニックによって値段に差があります。おおよそ1000円+別途診療代で2000円~という所が多いようです。基本的なにんにく注射にさらにビタミンCを加えた高濃度ビタミンC注射や「ビタメジン」というビタミンBを加えたもの、二日酔いにより効果のある「グリチルリチン酸」を加えたものなど、何を加えるかによって値段が変わってきますので、実際に注射を受ける前にご確認ください。
「便秘」に対しては1日1回まで保険適用になります。
にんにく注射はにおいが臭い?
にんにくではないので臭いはしません。注射をした直後に鼻の周りににんにくの臭いがした、という人が少数おられるぐらいです。にんにく注射の主要成分であるビタミンB1が持つ硫黄臭を敏感な人は感じるようです。にんにくを食べた後に臭うのは、にんにくに含まれるアリシンという物質ですが、にんにく注射には含まれていません。にんにく注射を受けたことで口臭や体臭がすることはあり得ません。
にんにく注射は打つと献血ができない?
にんにく注射はビタミン注射であることから、体内に吸収されるか尿中に排出されます。また、ヒト由来の生物製剤ではないことから、献血についての制限はありません。
にんにく注射は保険適用できる?
にんにく注射は、基本は保険適用にはならないため、健康保険証は使用できず自費診療となります。しかし、もともとの金額が低価格であることから、週に2〜3回打たれる人も多いです。
にんにく注射のまとめ
にんにく注射は、体の中に蓄積された疲労物質を分解して、寝ても取れない疲れを改善するようアプローチします。また、疲れが出たお肌のトラブル改善、ダイエットのサポートなど多くの効果を期待できるものです。
新宿3丁目クリニック・にんにく注射の料金表
施術 | 所要時間 | 料金 |
---|---|---|
最強ニンニク注射 | 5分 | 3,000円 |
あなたに1番おすすめな施術がわかる早わかり比較表
Beauty and Healthについて
Beauty and Healthは、アンチエイジング治療と予防治療で、「美しく病気になりにくい健康的な社会の実現」を目指す新宿3丁目クリニックの運営するメディアです。