幹細胞上清液
私たちの身体のなかには、皮膚や血液のように、ひとつひとつの細胞の寿命が短いものが多く存在します。
絶えず入れ替わる細胞達のサイクルを維持し、健康な組織を保つために、私たちは失われた細胞を補充する能力を持った特別な細胞を持っています。こうした能力を持つ細胞を「幹細胞」と呼びます。
幹細胞治療(Stem-cell therapy)は、幹細胞を使用し、疾患や老化を改善または予防することです。
いわゆる「アンチエイジングをテーマにした医療」の一種に位置付けられています。
幹細胞治療の代表が骨髄移植です。昔は骨髄移植しか幹細胞治療と言えるものはありませんでした。
現在は様々な起源の幹細胞を生み出し、糖尿病、心臓病、神経変性疾患などに、幹細胞治療を適用する研究が進められており、老化予防や美容目的の治療数も増加しています。
こんなお悩みに
- 体の内側から若々しくありたい
- ストレスの多い生活を送っている
- 肌トラブルが年々増えてきた
効果・特徴
疾病や老化によって減少してしまった幹細胞を外部から補充してあげることで、傷んだ組織を速やかに修復することが幹細胞治療の効果です。
具体的には。肌に効けば若々しい角質が再生し、血管に効かせれば動脈硬化を改善させる。自律神経や免疫のバランスも回復させることがわかっています。
しかし、現在の技術では作成した幹細胞事体が癌化するリスクが残ります。
幹細胞治療は、用いる幹細胞の種類によって、幹細胞治療の効果範囲は変わります。
例えば皮膚の細胞が活性化することによって、真皮では線維芽細胞を増殖・活性化し、丈夫なタンパク質が作り出されます。さらに表皮では表皮幹細胞に表皮細胞を量産させて、正常なターンオーバーへと導き肌を再建するのです。さらに良いことに肌組織の再建に伴い、より肌細胞が活発化していくという指数関数的な効果もあります。従来の化粧品成分や単発の薬剤はすぐに効果が落ちてしまいますが、幹細胞が出すサイトカインが細胞のスイッチを一度入れてしまえば、その細胞自体が目を覚まして活性化サイクルに入るので、その機能が長持ちするという利点があります。
幹細胞治療の方法
まず、患者様本人から幹細胞を取り出し、専任の培養士が取り出した細胞を育てます。
培養段階に応じて多くの作業があります。
患者様によって細胞の増殖具合や形態も様々です。毎日観察を行い、記録を残す必要があります。
元は非常に少量の細胞から、3週間から1ヶ月の時間をかけてたくさんの間葉系幹細胞を培養します。
細胞数が多ければ多いほどいいというものではありません。治療内容や患者様の体格より計算し、最適な細胞数を培養します。万が一培養の途中で異常が見られた場合などは、培養をいったん中止して。もう一度組織を採取する必要があることもあります。
細胞培養に妥協は許されないので仕方のないことですが、幹細胞治療を高額にしてしまう大きな要因です。
幹細胞培養上清液の推奨される打ち方
幹細胞培養上清液の治療は研究が始まってまだ数年の新しい治療なので、万人に効率的な打ち方というのはまだ発見されていません。ただ、その薬理作用からは少量をできるだけ頻回に打ったほうがいいとされています。
当院では週1回以上のPPD注射、もしくは月2回の幹細胞上清液の施術を推奨しています。
幹細胞上清液の料金表
施術 |
所要時間 |
料金 |
幹細胞上清液 |
20分 |
100,000円 |
注意事項
新しい治療である上に、ヒトの細胞を元に作成される薬剤ということで過剰な不安を抱かれる方がいらっしゃいますけれど、当院で採用している幹細胞培養上清液は材料となる幹細胞も培養施設も厳しく管理された施設で作られた安全性の高い商品です。特に元となる幹細胞は市場を席捲している安価な脂肪細胞由来のものではなく、より効果が高く希少価値のある乳歯歯髄由来の幹細胞を使用しています。どうぞ安心して当院の幹細胞培養上清液の治療を御利用ください。
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