美容大国、韓国発祥の「水光注射」。韓国語で「水にぬれているような艶」を意味しています。
水光注射は肌質改善やアンチエイジングに効果的として、芸能人にも人気がある施術です。今回は、成分や施術の効果を解説し、ダーマペンとの違いなどよくある質問についても詳しく解説します。
水光注射とは
水光注射とは美容大国である韓国で始まり、人気の出た美容術です。4〜5年前から日本でも行われるようになりました。お肌のお悩みに合わせて、ヒアルロン酸や各種ビタミン、ボトックスなどの成分をお肌の浅い所へ直接注入する美容術です。
水光注射の成分の特徴
水光注射に使用する薬剤の成分は主に下記の内容になります。相互に補いながらお肌のトラブルに作用しています。
ヒアルロン酸
ヒアルロン酸の生成は20代でピークを迎え、緩やかに減少する成分です。わずか1gで6リットルもの水分を抱えこむことができる成分です。お肌のハリや潤いを保つことやボリュームアップに効果的と言われています。
サーモンリジュラン
サーモンから抽出した「ポリヌクレオチド」はお肌の再生と成長を促す成分です。
プラセンタ
ヒトの胎盤から抽出された成分で、免疫や代謝を促進する効果があります。
ボトックス
米国アラガン社が特許を持つ医薬品です。ボツリヌス菌から抽出し毒性を弱めており、美容医療でも広く使用されています。硬く縮こまった筋肉をほぐし、小じわの改善が期待できる成分です。
トラネキサム酸
シミの原因となるプラスミンを抑制します。抗炎症作用が強く、のどの痛みや腫れ、出血や口内炎の治療薬など、身の回りのいろいろなものに配合されている身近な医薬品です。
注射できる部位について
水光注射は顔全体に注射可能です。注射と言っても「ハンコ注射」のようなもので小さな針を肌のごく浅いところに押し当てていき、美容成分を埋め込んでいくイメージです。目の下、唇、首筋や手の甲にも施術できます。
水光注射の効果
水光注射は、肌に対するさまざまな効果が期待できます。
肌の保湿効果
どんなに肌によい成分を含む化粧水でも、肌の外側から内側へ浸透させるのは難しく、ほとんどの成分は肌の表面にとどまり、やがて蒸発してしまいます。
直接ヒアルロン酸を注入することから潤いが続き、ハリ・弾力の向上とともに、肌の透明感が上がる効果も期待できますよ。
肌の若返り効果
期待する効果によって配合された薬剤による効果とともに、意図的にお肌につけた針の傷を修復しようとするためコラーゲンが生成され、ハリや弾力の向上といったお肌の若返りを促します。
一度の施術でも肌の質感の変化は感じますが、何度か繰り返して受けていただくことで薬剤の効果と、自己再生作用による肌質の改善がより実感できます。
効果が出るまで
1回の施術で注入するヒアルロン酸は顔全体で2㏄です。1回目でハリやツヤの向上を十分に感じますが、ヒアルロン酸は吸収されてしまうことから、作用期間が限られてしまいます。
開始当初は2~4週間に1回のペースで実施し、その後は1か月に1度のペースでの施術を行っていきましょう。施術を繰り返すことにより少しずつ持続時間が長くなっていくと言われています。
水光注射をオススメする人
水光注射は下記のようなお悩みがある方にオススメです。
水光注射のデメリット
主なデメリットとしては次のようなものがあります。
痛みは我慢できないほどではないと感じる方がほとんどです。注射の直後は赤みや腫れを伴う炎症が出現する場合もあります。まれに内出血を起こす方もおられますが、こうした症状は2〜3日で消えるものがほとんどです。
注射針はステンレス製でアレルギーが起きにくいものを使用していますが、まれに金属アレルギーの方にはアレルギー反応が出現する可能性があります。不安な方は、アレルギー体質でないかどうか事前にパッチテストを行ってから施術を受けましょう。
ごくまれにヒアルロン酸や注入する薬剤に対してアレルギー反応が出現する場合もあります。アレルギー反応が出現した際は、施術をすぐ中止し、医師が適切に対応していくのでご安心ください。
針を刺す時の痛み
水光注射の施術は、注射と言っても小さな針がついたスタンプ式のものです。お顔に一瞬あてて薬剤を注入していきます。通常の針よりも細く小さなものですが、人によっては痛いと感じることも。痛みに弱い方は施術の前にお顔に麻酔クリームを使用しますのでご安心ください。
※別途料金がかかります
副作用がある
目の下など、皮膚の薄い場所に施術した場合、ごくまれに内出血や腫れの出現があります。いずれも数週間で完全に消失します。施術直後にはお肌に赤みや針の痕が出現するものの、時間の経過とともに数時間で消えていきますのでご心配はいりません。
赤くなっていてもお化粧は可能ですから、ファンデーションで十分隠せますよ。
水光注射をオススメしない人
水光注射はさまざまな悩みに効果的な施術ですが、下記の方にはあまりオススメできません。
妊娠中の方はとくにお肌が敏感になっていることがあります。普段は症状がない方でもアレルギーを起こすことが少なくありません。赤ちゃんとママの体とは血流も別になっているとはいえ、薬剤が赤ちゃんにどんな影響を及ぼすかも予想できないため、妊娠中は施術を控えましょう。授乳中の方も、母乳に薬剤が移行することで赤ちゃんに影響があるため、ご遠慮ください。
ステンレスアレルギーやヒアルロン酸アレルギーのある方も、施術によるアレルギー症状で命に係わる症状が出現する可能性があるためご注意ください。
重度の糖尿病の既往がある方も、ヒアルロン酸を体内に注入することにより重篤な合併症の可能性があるため医師とご相談ください。肌が極端に敏感な方やアトピー性皮膚炎などの皮膚疾患をお持ちの方は、炎症が強く出現する可能性があるため、お断りする場合がございます。
水光注射のQ&A
水光注射を検討すればするほどわからないことや聞きたいことが出てきますよね。Q&Aで多くの人が疑問に思う点にお答えします。
水光注射の値段の相場は?
1回の施術でおおよそ50,000円前後のところが多いようです。ほとんどのクリニックでは初回の限定価格を設定しており、トライしやすい価格設定になっています。お悩みやご希望に応じてさまざまな薬品を組み合わせていくことにより、値段が上がる場合も少なくありません。注射の際の痛みをやわらげる麻酔クリームや、施術後により美容成分を早く浸透させるマスクなど、オプションもあります。何を組み合わせるかによって+約5,000円〜15,000円ほどの幅があります。
施術部位 | 価格(1回分) |
全顔 | 50,000~60,000円 |
顔の一部(目元、首、両頬など) | 30,000~40,000円 |
水光注射のダウンタイムはひどい?
水光注射はダウンタイムがほとんどない施術です。肌に赤みや腫れが出現することもありますが、日常生活に支障はないでしょう。施術後の肌は、化粧で隠せる程度の変化であり、周りにあまりバレたくないという方にもピッタリの施術です。
水光注射を打ち続けるとどうなる?
初めは2~4週間に一度のペースで、続けて4回~5回の施術を受けていきます。その後、1か月に一度のペースで受けていき、繰り返すうちに効果が約半年程度持続する方が多いです。適度な間隔で施術を行うことで効果は持続しますが、打ちすぎてしまうと顔の変形や違和感が生じる可能性があるため注意しましょう。
水光注射とダーマペンはどう違う?
ダーマペンとは、ペンの先に髪の毛よりも細い針がついており、皮膚に細かい穴をあけてより効率的に美容成分が浸透することを期待して行うものです。人為的に肌に傷をつけることによって自己再生力を促します。ニキビ跡やクレーターなど、肌トラブルの改善によいとされています。お肌の深いところにヒアルロン酸を注入していく水光注射とは意義もまったく異なるものです。痛みはダーマペンよりも水光注射の方が強くなります。
水光注射のまとめ
副作用も少なく、ダウンタイムも比較的短いため、水光注射は年齢を問わず人気があります。お肌の乾燥を改善し、ハリを保つことによりしわやほうれい線を目立たなくすることが期待できます。
さらに、ふっくらと膨らんだ唇や手は若さを感じさせるものです。安全性が高く、エステ感覚で受けられる「水光注射」で瑞々しく、ハリやツヤのあるお肌を手に入れませんか?
新宿3丁目クリニック・水光注射の料金表
施術 | 所要時間 | 料金 |
---|---|---|
プリネスト | 60分~90分 | 30,000円 |
シャネル | 60分~90分 | 30,000円 |
リジュラン | 60分~90分 | 50,000円 |
お試しプラセンタ | 60分~90分 | 8,000円 |
麻酔※オプション | 30分 | 2,000円 |
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